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2014年1月22日 (水)

ドイツ報告(2) シャイベ社

ニュースが1日遅れてしまいました。
現在、秋永と山本はドイツ滞在3日目、今頃はアイヒェルスドルファー社を後にして、
更に北へ、スピンデルバーガー社を目指している所です。

昨日は新生シャイベ社、正式には「シャイベ・エアークラフト社」へ訪問しました。

ミュンヘン近郊のダッハウ郊外にあったシャイベ社は私(中澤)が最初に訪れた45年前から
モーターファルケを製作していました。
ダッハウの郊外だったシャイベ社は、工場と製作している機体は変わらないのですが、
その周りは様変わり、民家に取り囲まれてしまいました。
やれうるさい、臭い等の苦情に耐えきれず、昔から飛行機やモーターグライダーの整備をしていたザメット社が引き取り、現在のホイバッハで製作を続けています。

以下、山本からのレポートです。

ドイツ出張2日目・・・・本日は、ミュンヘンから約150Km離れたホイバックの地へ
やってまいりました。

街の南側は、丘で囲まれ・・・いかにもドイツの田舎を連想させます。

この地には、グライダー三羽ガラスの一翼を担っていたシャイベを買い取った
新シャイベが操業しています。

シャイベのベストセラーと言えばSF25Cファルケです。
記録的には、1200機以上が生産されています。

ファルケは、ベルクファルケにエンジンを搭載し・・・実証したモータグライダー
技術を活かしSF25が生産されます。
当時のグライダーの構造を活かし高翼でした。サイドバイサイドの形態もエンジンの
搭載をする場合のスペースの確保をする為に出来たもの。

しかしこの初めての量産化が世界的にモーターグライダーの原点となります。

後に高翼の形態がグランドループを頻発させるという事から現在の中翼式になってい
きます。
これがJMGCでお馴染みのあの人が乗っている SF25Bです。当初は、1500CCエン
ジン(スタモエンジン)でした。

更に量産化が進み、エンジン出力の緩和が施されてL1700(リンバッハ)エンジ
ンを搭載するSF25Cが生産される事になります。

このSF25Cが、ベストセラー機となりモーターグライダーの地位を確立させ・・・今
日に至っています。

SF25Cと言えば、改良の歴史でもあります。

L1700搭載の単車輪を原型とするなら・・・・単車輪をいわゆる尾輪式とする2ホ
イール型、L2000への
エンジン換装、前輪式へのオプション・・・・そして、ロータックスエンジンへの換
装(80HP)更に
Rotax912S(100HP)への換装まで出来るようになています。

今回作られているファルケを見ると胴体には 「Turbo Falke」となっています。
スーパーディモナでお馴染みの ROTAX914Fを積んだ115HP型のファルケが出来
ていました。
更に翼が折り畳めるオプションも完成していました。

Scheibe001_2


これ以上の改造は出来ないと思いますが、1963年原型初飛行な事を考えると実に奥深
い飛行機です。

今回面白かったのが・・・・単車輪型ファルケ!今までロータクスを搭載する事が出
来ないはずでしたが
エンジン換装プランが出来ていました 80HP 100HPにする事が出来ます!
Scheibe002

機体のバリューを考えると大きな出費を伴うのですが、面白そうです。

ドイツ特派員 山本俊平でした。

お約束の記念撮影

Scheibe003
左から、カチヤ・ザメット、ザメット氏、ウベ・ザウターの3人です。





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