2016年8月29日 (月)

8月28日(日曜日)

◆台風避難完了
ここ数日ニュースでも話題なのが、今回の台風「ライオンロック」
日本の東海上を南西に下っていった後にUターンしてまた北東進すると言う、まったくデタラメなルートをたどって関東の近くまで戻ってきました。
ホントもう勘弁してください。

大利根飛行場としては先週の台風ですでに基本的避難は完了していましたが、今回の台風「ライオンロック」はかなり勢力が強そうなのと経路がデタラメすぎるようです。そこで今回ばかりは、昨年の大水害以来初の「完全避難」を実施しました。

午前中から草刈機や周辺のアレコレを撤去、お昼ごろにはついにご本尊(クラブハウス)も移動です。
まずは内部を片付け。トレーラーハウスとして走行可能な状態にします。
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続いて固定してあるジャッキやターンバックルを外します。
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こちらでは、気のいい近所のおばちゃんが和んでいます。ちなみに正座です。
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クラブハウスは燃料車であるトラックに牽引されて土手の外にある第2工場へ。
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人力も駆使して、無事に車庫入れ?完了!!お疲れ様です。
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クラブハウスが撤去された大利根の風景。
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最後には、ギリギリまで訓練で飛んでいたJA09AWを工場に格納して避難は完了。
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避難したから一安心ではありますが、やっぱり台風は来ないで欲しいですね。
とりあえず、そんなこんなで初の完全避難を終えた今週の大利根近況でした!



(写真 愛さん・藤沼さん / 編集 垣内)


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2016年8月28日 (日)

8月27日(土曜日)

台風10号が直撃ですかね。
あらかたの機体は台風9号の接近で龍ヶ崎に避難したり、分解格納したりしています。

グローブだけ、工場から引き出し、クラブフライトは続行しています。

超大型に発達してしまった、台風10号が半端ではなく、厳重な警戒が必要です。

昨日は、耐空検査準備作業で工場に入っていたJA109Bを急遽静岡空港に避難させました。
当日に急に静岡空港に行くことになった西尾は作業着のまま、新幹線に乗るはめになりました。(若いうちはそんなハチャメチャな出来事を面白がらなければなりませよね。by 中澤)

そんな中、今朝、龍ヶ崎に避難していたJA01DAの竹波さんから分解、格納の要請がありました。

竹波さんとは、私が学生時代にほとんど同期の間柄です。
竹波さんから頼まれちゃなんとかしないと男がすたると、早速第5工場に行き、これをこうして、あれをあれしてと想像をめぐらせます。(割にこういう事に燃えるタイプです。)
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カブの胴体を横方向に移動させ、あれをこーして、これをあーして移動した結果、見事に1機分のスペースを確保することができました。
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さすがに、立錐の余地もありません。
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 三科 :  さすがにこれ以上入りませんよね
 愛  :  ディスカスかリベレの胴体ぐらいなら、あと一本入るよ。
 三科 : ・・・・・ゲゲ。


といった会話があったかどうか。
もしかすると、明日は「蜂」が入るかもしれません。

(写真、文・中澤 愛一郎)

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2016年8月24日 (水)

津軽海峡近況〜byけいぶん氏

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かつて日本中を飛び回っていたけいぶん氏が、
またどこかへ行ってきたようです。
フライト記を頂きましたのでご紹介です。
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けいぶんです。
お盆休みに、クラブ機のJA09AWをお借りして久しぶりにロングナビゲーションに行ってまいりました。
当初は往路を増井/けいぶん組、復路を青山/藤沼組で計画していました。

行先も空港のスポットの予約や宿、公共交通機関等々の問題で、秋田だ青森だ、いや美瑛だとすったもんだした挙句、青森空港は小型機のスポットが工事中でPPRが取れず、無難に秋田空港になり、エアラインや宿の手配が済んだところで、天気予報で復路が雨・・・・となり日程を繰り上げて増井/けいぶん組で秋田に1泊2日で往復する事になりました。
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第一レグを担当する増井機長

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けいぶん氏。もっと笑顔で飛びましょう。   

◆往路(8/13)
8時飛行場集合、9時離陸の予定が・・・
手際が悪く10時30分に大利根を離陸。PICは増井さん。最初の目的地は山形空港です。
途中筑波市辺りで雲底が低く2000ftだったので穴を探してぐるぐると雲の上に・・・
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ところが宇都宮から先は青空でした・・・・苦労して損した(笑)
猪苗代湖~磐梯山~米沢~蔵王を経由して山形空港へ!
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磐梯山
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五色沼
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蔵王山のオカマ(火口)

山形空港で昼飯を食べ、けいぶんがPICで秋田空港に向かいます。
経路は何故か真っすぐ飛ばず山形~月山~鳥海山~秋田です。
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月山
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鳥海山
何故って?そこに山があるからです。
残雪の残る月山や険しい山頂の鳥海山を堪能して秋田空港に無事到着!
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RJSK 秋田空港ファイナル
ここで、昨日電話した時はスポットが一杯と言われた函館空港に電話するとスポットが空いており、一応熟慮してせっかくだから北の大地を目指します。
JMGC職員の佐々木さんに電話して目的地を函館にする旨を連絡します。
秋田空港で燃料を補給、管理事務所で着陸料を支払い、フライトプランを入れて一路函館を目指します。

秋田~函館のPICはけいぶん、経路は大館能代~弘前~竜飛崎~函館です。
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竜飛崎灯台 

雲も無く快適な飛行で竜飛崎を観光して緊張の津軽海峡を函館レーダーにモニターして貰いながら函館空港に到着。
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RJCH 函館空港にアプローチ
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一日飛んだ09AWと増井さん、お疲れ様!

函館の宿は運よく函館駅の近くのビジネスホテルが取れました。
けいぶんは、函館空港のちかくで「ポケモンGo」でピカチュウをゲットして函館まで来たかいがありました。
夕飯は函館名物の朝捕り烏賊~!


◆復路(8/14)
目が覚めて空を見ると、いつも通り霧・・・
きっと昇温すれば晴れると思うけど復路は心配・・・
北海道の噴火湾や東北の太平洋側はこの時期、海霧が発生しやすい。
津軽海峡も当然その影響が及びと考えられる・・・

8時に空港のレストランで朝飯を食べながら津軽海峡の対岸の大間崎を見ると雲底は低いが視認できた。
さて、経路はどうするか?大利根までの道中で給油できるのは、
・秋田空港
・仙台空港
・新潟空港
・小坂A.AF
・角田滑空場
青森空港は小型機用のエプロンが工事中。北エプロンは誘導路の幅が9mしかなくPPRは取れなかった。
小坂A.AFは難易度はS級と聞くので今回はパス。
天気予報では福島県の内陸部は時雨が来そうだ。となると秋田空港、仙台空港、角田滑空場が候補になる。
大利根までの直行経路なのは仙台空港だが今年の4月1日から民営化されてPPRは今までの情報官室では無く運営会社に電話する事になった。
しかし、実際に電話してみると飛行規程の写しだの事前に使用申請書をe-mailかfaxしろだの・・・・
挙句にターミナル側のスポットは遠慮してくれだの・・・・昼飯食えないぢゃんか!
と言う事で往路と同じく秋田空港で給油する事になりました。
尚秋田空港の給油会社は1名でやっている為に事前に電話しておくと待たされません。

そうこうしている内にまたしても津軽海峡に雲が立ち込めて対岸が見えなくなります。
函館空港はあいかわらずVMCですがエコーを見ると空港の北側に降雨域があります。更に陸奥湾の東側に所々降雨域が・・・
そういえば函館空港と青森空港の間に着陸できる滑走路があるらしいとの噂が・・・・
魔法の呪文を唱えると降りれます。詳しくはクラブハウスで。)

函館~秋田は増井さんがPICです。
機体準備に30分をかけ、離陸準備が完了した頃には・・・・雲が!
函館空港をRWY12で離陸、さっそく津軽海峡の洗礼を受けます。
上を行くべきかそれとも下を行くべきか・・・・
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函館を離陸したけれど、雲多い・・・   
青森空港から先は青空との実況ですのでFEW020を雲の上に出る事にします。
函館空港の地上視程は10kmでしたがFEW020の雲の上の飛行視程は40km以上あり八甲田山や岩木山が見えます。
津軽海峡を無事に横断して大間崎を雲の切れ間から確認、海岸線を視認しながら陸奥湾を北上しますが・・・
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大湊方面も雲多し。
蟹田-大湊ライン付近の雲は厚くしかも真っ暗~!しか降雨にあたる!
でも津軽半島方面は快晴で、なんとか魔法の呪文のお世話にはならずに済みました。

青森の市街地が見える頃には快晴万歳状態ですが、青森TWRがスケジュールインバンドを通報して来ます。しかもRWY24を使用中との事で経路が我々と重なりそうなのでスタコラサッサと八甲田山に逃げ込みました。
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八甲田山
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酸ヶ湯温泉

八甲田山~十和田湖と素晴らしい景色を堪能した後は、クラブ員の荒川先生の飛行場「KOSAKA A.AF」を上空からお邪魔する予定でしたが事前の調査不足で小坂町上空を右往左往(笑)
荒川先生に無線で誘導してもらって「KOSAKA A.AF」を視認。上空をローパスして一路秋田空港を目指しました。
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今度、機会があったら生地着陸させて下さい~

秋田空港に5NM接近したところでスケジュールインバンドが複数かさなり15分もホールドさせられてから着陸。
給油とクルーの食事を済ませます。秋田空港では管理事務所の方がエプロンまで迎えに来てくれます。
秋田からは、けいぶんがPICで大利根ダイレクトで帰投します。経路は栗駒山~仙台~大洗~大利根としました。
現状の気象状況では福島県の内陸部は所々SHRAです。気象衛星によると仙台からは海岸線を飛べば帰れそうです。
秋田空港を離陸して雲の状況を見ながら大気速度80KTで巡航上昇します。高度7,500ftでの対地速度は110ktと嬉しい追い風です。
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GS115ktで至極ゴキゲンのけいぶん氏   
時折雲避けの為、進路を振りますが基本まっすぐ仙台です。
松島TCAと通信設定を行いますが、あっさりTCAサービスが終了・・・・
このまま進むとR-127に侵入してしまうので西側を飛行します。
オニコウベスキー場付近で鳴子温泉の間欠泉を探しましたが見つかりませんでした(笑 )
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オニコウベスキー場?   
仙台市付近で仙台TCAと通信設定を行い仙台空港を左手に見ながら海岸線を進みます。
震災以降初めて上空を飛行しましたが上空からも津波の傷痕が確認でき心が痛みました。

相馬市上空から雲が多くなり雲を避けながらの飛行ですが基本的に対地速度は100kt以上を維持できます。
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福島第一原発を雲の間から視認して洋上に避けて行きます。福島県の内陸側は立派に育ったCUが見ます(怖)
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いわき上空で130.7MHzを聴くと曳航機のJA89BBが聞こえたので、大利根飛行場の状況を聴きますが、どうやら晴れているらしいです(笑)
勝田市上空から百里TCAに通信設定を行い百里基地の西側の管制圏の上空を4500ftで通過しようとしたら、なぜか管制圏通過を許可されました!
謎です(笑)百里基地をアビームしてから高度を落とします。霞ヶ浦の手前で東京TCA成田セクタに引き継がれますがスコークはいったん1200にしたあと で東京TCAとなりました。

◆大利根に無事到着!

この後はいつもの様に成田空港のPCAの下を潜りぬけてTCAをキャンセル。
大利根飛行場のRWY07のダウンウィンドに入る時が一番緊張する瞬間です(笑)
結局、この2日間では

大利根飛行場~山形空港
山形空港~秋田空港
秋田空港~函館空港
函館空港~秋田空港
秋田空港~大利根飛行場


以上5レグ、総飛行時間は10h+15でした。
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今回の飛行経路 
自家用操縦士にとって関東平野を飛び出すのはちょっとした冒険かもしれませんがとても良い経験になります。
1000km離れた5時間後の天気を調べたり空港管理事務所との折衝燃料屋の手配等々~
自分でやってみると意外と楽しいですよ~

ライセンシも練習生も、
Let's Go the Long Navigation!!


(写真/文 けいぶん)

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